いじめ問題について

こんにちは。

成礼心館の館長、田之上です。

 

剣道と教育。

そして子育てにおいて「いじめに関する話」はどうしても取り上げておかなければいけません。

私なりのいじめ問題に対する考え方を、親御さんや子供たちにも知っておいてもらいたいからです。

 

まず、子どもというのは未完成です。

成長過程で人との付き合い方が未熟です。

 

教室でこんな事がありました。

皆で素振りの稽古の時小3男子が小1男子に意地悪をしたのです。

小1男子は泣きながら見学していたお父さんに駆け寄りました。

それを見ていた小3男子のお母さんは我が子を叱ったのです。

 

私は小3男子の手を取り小1男子の前に連れて行き、「何て言うの?」と尋ねました。

直ぐに「ごめんね」と言い、小1男子は「いいよ」と許しました。

 

このケースは直ぐ解決しましたが、子ども達は喧嘩をして泣いたり傷ついたり仲直りして成長する。

 

実はこの過程が必要なんです。

 

一度、意地悪されただけではいじめではない。

からかわれたりするのもいじめではない。

 

もちろん、度が過ぎた場合は、大人が介入する必要があります。

が、子ども同士であれば、こうした経験を通じて人として「人との付き合い方」が成長するのです。

 

いじめ問題は年々増大しています。

この世から一向になくなりませんね。

それは、大人社会にいじめがあるからだと、私は考えています。

 

  • ママ友のいじめ
  • PTA役員のいじめ
  • 嫁姑のいじめ
  • 社内のパワハラ

 

実は我が次男も小6から中学3年まで仲間外れのいじめを受けてたそうです。

 

当時はカッコ悪くて打ち明けられなかったと話してくれました。

次男は親や先生に頼らず思春期を乗り越えました。

その友だちとは会えば普通に話しかけてくるそうです。

 

いじめた側は何も気にしてないのです。

 

高学年以上からのいじめは知恵があるので、大人にわからないように、いじめます。

実態が見えないケースが多いのです。

 

でも、こうやって次男の様にいじめを受けても堂々とした態度でいれば、いじめは成立しないのです。

 

もしあなたが子育てに不安があるなら、お子さんを教室に連れて来て下さい。